服より自分!
強いもの、主張あるものを、ひとつも使わないこと。
ここでもう一度、雰囲気美人を定義づけよう。
仮に何かのカタチで人目を惹いたとしても、結果的に、相手の印象に残るのは、その人自身でなければいけない。
"あの人のあの服がステキだった"という印象をいちばんに残すのではダメ。
ひとつひとつを見ると、強いものや主張するものは何もないからこそ、その人の存在が際立ってくる。
それが正しい雰囲気美人のあり方なのである。
20代前半までを、思い切り派手で目立つメイクと服で通した女性が、20代後半で一転派手から足を洗い、地味なくらいの服をていねいに着はじめた。
その頃から、彼女には急に"雰囲気のある人"という評価がついてまわるようになったとか。
モノの派手は"単に派手な人"という印象しか残さない。
彼女はきっとそれに気づいたのだろう。
そして、モノの派手さだけが際立たないように心がけたのだろう。
それに気づいて実行できる感性と頭の良さがあったからこそ、地味な服を上手に着こなせたのだし、そういう彼女のすべてをひっくるめたところに雰囲気が生まれたのに達いない。
一方、バッグはプラダで、靴はグッチで、服はいかにもフェンディで……みたいな女性は今とても多いけれども、こうした"ブランドがため"はひとつ間違えると、雰囲気が逃げていく。