色んな子がいますね その1
突然のことでした。
「もう、日本へは行かないわ」そういって、毎年楽しみにしていた恒例の日本行きをジュリアが止めてから、3年になります。
そして「もう、行かない」と宣言した通り、彼女はその後、日本へ行っていません。
「じゃあ、長い夏休みはどうして過ごすの」"宣言"を聞いた時、すぐに私はそう聞いた。
「さあ・・・。人っ気のないパリで映画を見るとか」彼らの日本行きは毎年、暑い盛りの8月と決まっていました。
何を好き好んでまたそんな時期に、と聞いたら「だって、ブルーノの学校があるでしょ、それ以外の時期は」という簡単な答えが返ってきた。
そうか、子供がいるってことはそういうことなのか。
当時まだ子供のいなかった私には、この単純な理由がコロソブスの卵のような大発見に聞こえたものです。
が、それはともカく「老後は日本の田舎に家でも買って、夫と二人でのんびり引退生活よ」とまで言っていたのだ、その頃のジュリアは。
それが一体どうしたことだろう。